【勉強法】社会人が働きながら効率のいい勉強をするには、朝型?夜型?どちらというよりも、もっと大事なこと…

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勉強するのに、「早起きして朝に勉強する or 夜更かしして夜に勉強する」の朝型派と夜型派とどちらがいいのか議論されることはよくあることですね。

「どちらの時間帯に時間をとりやすいか」ということですが、これを考えるにあたっては、スキマ時間を活用するのに有効な方にするのがいいと思います。

どういうことか順番に見ていきましょう。

インプットで重要なこと

多くの資格試験は知識のインプットのみで対応できます。択一式、つまりマークシートに正答をマークするだけの試験がほとんどだからです。

インプットで重要なことは、

  1. 知識を取り入れる
  2. 取り入れた知識にかかわる問題を解く
  3. 取り入れた範囲のことを忘れすぎないうちに繰り返す

ことです。行政書士試験や、公務員試験で問われる一般知識など、広範な試験範囲のものであっても、知識をひたすらインプットし、取れる問題は確実に取っていくことを目標にすると、自然と点数が伸びていくでしょう。

効率のいい学習手順の提案

知識の取り入れ

時間を作る

知識を取り入れるには、ある程度まとまった時間が必要です。1時間くらいの時間を作り、科目のある分野のある範囲、というように、1時間で勉強できる範囲を絞って集中的に勉強しましょう。朝行おうが、夜行おうが、時間さえ取れればどちらでもいいことです。

質よりも量が大事

この短い時間で、効果的に勉強しようとして、勉強の質を大事にしすぎる人がいます。
せっかく取り入れた知識でも、それを忘れてしまうことは避けられません。忘れないようにと丁寧に取り入れても同様です。そもそもの取入量が少ないと、いつまでも先に進めませんので、質を高めることよりも、量を進むことを意識して行いましょう。
次の「問題を解く」という段階においても、ある程度の量が取り入れられていなければ、その効果が薄くなります。

問題を解く

スキマ時間を有効活用

この段階は、問題集を読みながら頭の中でできることですので、スキマ時間で行うことができます。

  • 朝ご飯を食べている最中に
  • 通勤する電車の中にて
  • 仕事のお昼休みの最中に

と、短時間ではあるけれど、一日のなかでもいろいろな時間帯にスキマが生じます。この時間帯を有効に活用し、実践的な問題を解いて取り入れた知識を確認しましょう。

復習にもなる

問題を解くというのは、取り入れた知識の認識が間違っていないかどうか確認できるのはもちろん、復習にもなります。問題には解説がついていますが、これを読むことは一定の復習になりますので、正解した問題でも必ず解説を読みましょう。

繰り返して取り入れた知識を固める

繰り返し回数を重視

問題を解くことで復習につながりますが、1回行うだけでは当然しばらくすると忘れてしまいます。取り入れた知識を固めるためには、定期的に繰り返すことが重要です。繰り返し回数が多いほど、「大事な情報である」と脳に認識されて、堅牢なものとなっていきます。

早いうちに繰り返し

取り入れた知識は早いうちに繰り返すことを心掛けていると、知識はしっかり定着していきます。かなり定着されてきたら、繰り返す周期を長くすることで、新しく取り入れる余裕も生まれます。日々知識を積み上げていくので、繰り返す量がどんどん増えていきますが、早期繰り返しによる定着量の増加は、問題が解けるという自信に繋がり、モチベーション維持にも役立ちますよ。

朝型がいいか夜型がいいか

提案した方法からすると、朝型にせよ夜型にせよ、

  • 知識を取り入れるための時間はいつある?
  • 問題を解くためのスキマ時間、繰り返し時間はどこにある?

のかによって、勉強する時間帯は変わりそうです。集中できるのが朝なのか夜なのか、という問題ではありません。

通勤時間や昼休みを活用できる

この場合は、朝型の学習がいいのではないかと思います。朝早起きして知識をインプットし、通勤時間・お昼休み・帰宅途中で問題を解いて繰り返す、ということが可能でしょう。インプットした知識を早めに問題を解くという実践につなげられるので、効率的です。

通勤中、休憩中は活用できない

この場合は、仕事終わりの夜に知識を取り入れる時間を作りましょう。夜の間に復習まで考えると遅くまで起きている必要が生じてしまうので、夜は知識を取り入れて、翌朝、少し早めに起きて朝に問題を解くようにしましょう。
寝ている間に記憶が整理されるため、夜に取り入れた内容を忘れていますが、朝にしっかり問題にとりくめば、記憶が喚起される刺激になります。

もっとも大事なこと

忘れることを恐れない

新しく勉強したこと、また、繰り返しで知識を定着させたとしても、人間ですから、時間がたてばどうしても忘れてしまいます。忘れることは、人間が人間として生きていくうえで大事なことだそうですが、少なくとも勉強するうえでは忘れない方がありがたいですよね。
でも、忘れることを恐れる必要はないのです。知識をたくさん取り入れると、時間の経過とともに、「忘れたこと」と「いまだ覚えていること」との2つにわかれませんか?
思うにですが、勉強って、この「いまだ覚えていること」を積み重ねていくことだと思いますよ。
だから、「私っていくら勉強しても、忘れてしまうことが多くて嫌になる」なんて自信を無くす必要はありませんよ。10を勉強して2・3しか残らなくても、継続して、2・3を積み上げていけば、必ず10は越えますよ。継続は力なり、です。

結論

ここまで見てきたとおり、働きながら資格を取るために大事なことは、時間を有効活用することといえます。そして、活用できる時間の中で、知識を取り入れて、問題を解き、繰り返すという知識定着のための一連のインプットを行うことが必要となります。時間がどうしても取れないときもありますが、少しでも、毎日必ず行いましょう。覚えたことを忘れることについても、嫌に感じる必要はありません。

たとえ亀のように歩きながらも、目指していれば、必ずゴールにたどり着きます。仕事のほかに、家族との時間、友人との付き合い、いろいろ生じますが、それを言い訳にせず、また、ないがしろにもせず、毎日必ず勉強しましょうね!