【行政書士④ 並行学習】将来の独立のために、今のうちから出来ること

資格取得を目指す最中に、「取得後は何をしようかなぁ?」ということはよく思われることですよね。特に行政書士の場合は、資格取得はスタートラインに立つことでしかないため、一発合格を目指すわけですから、取得後のことはむしろ今からでも意識すべきです。一方で、取得前の段階でも、取り組めることがあれば取り組むことで、スタートダッシュに活かせることもありますね。

というわけで、この記事では、将来の実務を意識して、資格取得に向けて励んでいる最中でもやっておいたほうが将来の役に立つのでは?ということをまとめた記事です。
少し長い記事なので、手っ取り早く知りたい方は②から読んでみてください。
※でも、①もぜひ見てくださいね。

行政書士の試験科目は実務に役立たない?

行政書士の試験科目って、実務に活かされないよね?という話は世間で言われているところですが、果たしてそれって真実なの?

半分正解、半分間違いといったところではないでしょうか。
どちらかというと、試験科目が実務の役に立たないのではなく、試験科目の範囲内の知識だけでは食べていけるような仕事がない、というところではないでしょうかね。 

現在、行政書士の受注業務としてよく行われているものから考えてみると、建設業関連では建設業法の知識が必要です。VISA関連では、入管法の知識が必要です。これらの法律は、行政書士の試験科目ではありませんね。

しかし、だからといって、試験科目の知識は実務に活かされないでしょうか。行政書士は実務として行う業務の範囲が広いので、個別に見ていくと、試験科目の知識がその基礎になるものは往々にしてあります。先の建設業関連だって、民法に定められている請負契約の知識などが基礎になりますよ。「いやいや、全くない」という行政書士の方がいたら、何の業務をしているのか知りたいくらいです。

こうして考えると、試験科目は行政書士として活躍するために必要な最低限の基礎知識をテストするものといえそうです。

「なんだよ、勉強することだらけじゃないか⁉」と、資格取得のためのモチベーションを下げないでくださいね。ゴールをしっかりと見据えましょう行政書士になったら、どういうことをしたいのですか? 繰り返しとなりますが、資格取得はスタートラインに立つことです。資格取得がゴールではないし、中間点ですらありませんよ!一発で取得して、早くスタートラインに立てるよう頑張りましょう!

②役に立ちそうなこと

さて、ゴールを見据えながら資格取得に向けた勉強に励もうと、①でお話ししたところです。何の分野でスペシャリストになろうか考えるということも、ゴール設定のためには役立つところですから、ぜひ将来像を描いてみましょう。
では、専門分野の法律の勉強を並行してやった方がいいのかというと、それはケースバイケースでしょうね。すでに実務についている方にとっては問題ないでしょうが、そうでない方にとっては、混乱しがちになるかもです。行政書士試験の範囲は広いですからね。

じゃあ何が役に立つのかですが、発信力の強化に取り組んでみましょう!

行政書士の将来像の記事で、生き残っていく行政書士(その他の士業を含めて)コンサル力があることを挙げました。現状をわかりやすく説明し、課題を分析して問題解決までつなげる力です。コンサル力がある人は、知識があることに加えて、それを上手にアウトプットできます。

shikaku.sweetdream365.com

アウトプット力を鍛えるには、まずは発信することに慣れることですね。
発信する方法としては、ブログへの投稿をおススメします。なぜかというと、将来独立したときに、集客や知名度向上につなげやすいからです。YouTubeでもいいのでしょうが、ブログをおススメする理由は下記の点からです。

  • 合格に向けて勉強した内容を記事にすることで、学習内容の振り返りとなる
  • 言葉で説明するよりも、文字で説明する方が難しい
  • ブログ作成によりスキルを得て、webマーケティングに繋げる

このような点から、ブログ作成を勧めています。いまや現業の方もブログやSNSで情報発信している時代ですし。

ブログに書く記事は、勉強でも趣味でもどちらでもいいと思います。また、多くの人に読まれることを目標とするものではありません。
ただ、他人に伝えるものだということはしっかり意識しましょう。発信力を鍛えるためのものだからですね。

ブログの作成には、「はてなブログ」などのブログサービスをつかっても、レンタルサーバーを使ってもいいでしょう。webに対する自身の得意不得意に応じてください。ただ、いずれの場合にせよ、独自ドメインを取得して有料のサービスで行う方がいいと思います。なぜなら、将来、行政書士として活躍する際に、作成した記事を活用しようと思うこともあるでしょうから。

 

さて、今回の記事は、将来の独立に向けて、勉強中でも取り組めることについて記載しました。ぜひ取り組んでみてください!